盛夏の候、皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
今年も、福岡信用金庫の経営方針・業務内容・業績・地域社会の繁栄に貢献する取組等をご紹介するディクロージャー誌「福岡しんきんレポート2023」を作成致しました。ご高覧頂きまして、当金庫のご理解を一層深めて頂ければ幸いでございます。
令和4年度の我が国経済は、コロナ禍からの社会経済活動の正常化が進み、緩やかな持ち直しが続いたものの、一方で、国際紛争の継続や世界的なエネルギー・食糧価格の高騰、欧米各国の金融引き締め等による世界的な景気後退懸念の台頭等もあり、我が国経済を取り巻く環境は厳しさが増した1年でした。 また、当金庫の主なお取引先である中小企業におきましても、原材料価格・人件費・エネルギー価格の高騰等もあり、依然として厳しい状況が続いている先が少なくありません。
金融面では、私共地域金融機関においては、金融緩和政策変更の兆しが見え市場金利が上昇したものの、 貸出金利回りの上昇には至らず厳しい経営環境が続いております。
このような情勢のもと、私共は、信用金庫の原点である中小企業金融に徹し、 お取引先に寄り添い、その生産性の向上と活性化・再生に向け、コンサルティング機能を十分発揮することが、 お取引先や地域経済の発展に資することになり、ひいては当金庫の経営の健全性維持にもつながるものと考えております。
令和5年度は、当金庫の中期経営計画「『改革』~輝かしい100周年(令和7年)に向けて~」の最終年度にあたり、 当金庫の独自性・特性を発揮しながら、お取引先や地域の成長・発展等に資する取組みを一層推進していくことにより、 地域社会における当金庫の存在意義を益々高め、地域の皆様のお役に立ち、必要とされる信用金庫であり続けたいと考えております。
ご承知のとおり、本店を置く福岡市は金融の激戦地ではありますが、九州の中枢管理機能都市としてさらなる発展と活況が期待されております。
そのような中で、私共は、創業以来の経営の基本方針である「地域社会に奉仕し、その繁栄に貢献する」ことを実践し、 地域に根差した営業活動を積極的に展開する中で、これからも円滑な金融仲介の役割を果たすよう努力して参ります。
末尾ながら、今後とも、地域の皆様のなお一層のご愛顧とご支援を賜りますようお願い申し上げますとともに益々のご健勝とご繁栄を祈念致しましてご挨拶とさせて頂きます。
令和5年7月
福岡信用金庫 理事長 安部 文仁
地域社会に奉仕しその繁栄に貢献する
信用を重んじ科学的経営を推進する
従業員の幸福増進と金庫の業績向上との一致を図る
創業 | 大正14年9月8日 |
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出資金 | 6億55百万円 |
本店所在地 | 福岡市中央区天神1丁目6番8号 |
店舗数 | 15店舗 |
常勤役職員数 | 155人(役員6人・男子職員78人・女子職員71人) |
預金 | 1,297億83百万円 |
貸出金 | 942億75百万円 |
2023年3月31日現在
役員 | 理事長 安部 文仁 |
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常務理事 野見山 幸弘 | |
常勤理事 山野井 裕治 | |
常勤理事 神田 健一 | |
非常勤理事 柴田 祐二(職員外理事) | |
非常勤理事 篠原 淳(職員外理事) | |
常勤監事 松尾 能之 | |
非常勤監事 井上 信也(員外監事) |
2023年6月23日現在
2021年 3月末 |
2022年 3月末 |
2023年 3月末 |
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役職員数 | 156 | 156 | 155 |
(役員) | 5 | 6 | 6 |
(職員) | 151 | 150 | 155 |
2021年 3月末 |
2022年 3月末 |
2023年 3月末 |
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会員数 | 11,612 | 11,761 | 11,857 |
(内法人) | 3,254 | 3,330 | 3,373 |
(内個人) | 8,358 | 8,431 | 8,484 |