盛夏の候、皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
今年も、福岡信用金庫の経営方針・業務内容・業績・地域社会の繁栄に貢献する取組等をご紹介するディスクロージャー誌「福岡しんきんレポート2024」を作成致しました。ご高覧頂きまして、当金庫のご理解を一層深めて頂ければ幸いでございます。
2023年度の我が国経済は、コロナ禍を乗り越え緩やかな回復基調を取り戻し、長年にわたるデフレ経済から脱却の兆しも見えましたが、国際紛争の継続や世界的なインフレの進行、歴史的な円安による輸入価格の上昇等もあり、全体としては力強さを欠いた1年でした。 また、当金庫の主なお取引先である中小企業におきましても、原材料価格・人件費・エネルギー価格の高騰や人手不足等が継続し、依然として厳しい状況が続いているお取引先が少なくありません。
金融面では、私共地域金融機関においては、金融緩和政策の変更から市場金利は上昇したものの、 貸出金利回りの上昇には至らず厳しい経営環境が続いております。
このような情勢のもと、私共は、信用金庫の原点である中小企業金融に徹し、 お取引先に寄り添い、その生産性の向上と活性化・再生に向け、コンサルティング機能を十分発揮することが、 お取引先や地域経済の発展に資することになり、ひいては当金庫の経営の健全性維持にもつながるものと考えております。
2024年度は、新中期経営計画「~いつもそばで寄り添う存在に~」の初年度にあたり、 当金庫は、会員、お客さま、そして職員の成長と幸せのために行動し、協同組織の金融機関としてお客さまの課題解決に貢献し、 持続可能な地域社会の創造に寄与する存在でありたいと考えております。
ご承知のとおり、本店を置く福岡市は金融の激戦地ではありますが、九州の中枢管理機能都市としてさらなる発展と活況が期待されております。
そのような中で、私共は、創業以来の経営の基本方針である「地域社会に奉仕し、その繁栄に貢献する」ことを実践し、 地域に根差した営業活動を積極的に展開する中で、これからも円滑な金融仲介の役割を果たすよう努力して参ります。
末尾ながら、今後とも、地域の皆様のなお一層のご愛顧とご支援を賜りますようお願い申し上げますとともに益々のご健勝とご繁栄を祈念致しましてご挨拶とさせて頂きます。
2024年7月
福岡信用金庫 理事長 野見山 幸弘
地域社会に奉仕しその繁栄に貢献する
信用を重んじ科学的経営を推進する
従業員の幸福増進と金庫の業績向上との一致を図る
創業 | 大正14年9月8日 |
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出資金 | 6億40百万円 |
本店所在地 | 福岡市中央区天神1丁目6番8号 |
店舗数 | 15店舗 |
常勤役職員数 | 153人(役員5人・男子職員79人・女子職員69人) |
預金 | 1,284億43百万円 |
貸出金 | 940億63百万円 |
2024年3月31日現在
役員 | 理事長 野見山 幸弘 |
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常務理事 山野井 裕治 | |
常勤理事 神田 健一 | |
常勤理事 下川 幹生 | |
非常勤理事 篠原 淳(職員外理事) | |
非常勤理事 漆間 麻紀(職員外理事) | |
非常勤理事 安部 文仁(職員外理事) | |
常勤監事 松尾 能之 | |
非常勤監事 井上 信也(員外監事) |
2024年6月30日現在
2022年 3月末 |
2023年 3月末 |
2024年 3月末 |
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役職員数 | 156 | 155 | 153 |
(役員) | 6 | 6 | 5 |
(職員) | 150 | 149 | 148 |
2022年 3月末 |
2023年 3月末 |
2024年 3月末 |
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会員数 | 11,761 | 11,857 | 11,949 |
(内法人) | 3,330 | 3,373 | 3,448 |
(内個人) | 8,431 | 8,484 | 8,501 |